LayerXって何やってる会社なの? エンジニアに聞いてみた!- プロジェクト編 - | 株式会社LayerX
LayerXでブロックチェーン領域にコミットしたいエンジニア募集! LayerXはブロックチェーン技術の全領域に挑戦し、ブロックチェーン技術を社会に適用していくことで価値生み出している、ブロックチェーンの技術にコミットする会社です。 ...
https://www.wantedly.com/companies/layerx/post_articles/205932
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※本記事は2020年6月以前の記事です。LayerXは2020年6月頃に事業をピボットしてSaaS、Fintech、Privacyテックの3事業を経営する会社になりました。それまでのBlockchain事業からの変遷については以下のnote記事をご参照ください。
https://note.com/fukkyy/n/n7f60e18db2c6
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こんにちは!LayerX HRの植本です。
前回の「プロジェクト編」に続き、今回は「働き方編」。実際にエンジニアがどんな環境で働いているのか、エンジニアのsalvaさんにインタビューを行いました。
今のチームは自分を入れて4人ですね。
プロジェクトの初期段階はエンジニア一人でガッと立ち上げたりすることもありますが、メンバー間でプロジェクトの情報の同期漏れが起こったり、意思決定が変に遅くなったり、集団思考的になったりしないように、多くてもOne Pizza Teamに収まるようにチームを区切ることが多いです。プロジェクトの掛け持ち(ヘルプ)をすることもあります。
オープンにコミュニケーションできる、ワイワイ楽しく物づくりできる雰囲気だな、と思いますね。執務室のレイアウトもチームごとに島になっているので、すぐに声をかけられるようになっています。コードレビューし合う文化は根付いてますし、対面に座っているメンバーに設計の壁打ちを依頼したり、近くにあるホワイトボードを使ってよく議論したりします。
疑問点やモヤモヤは放置しないようにみんなが心がけてますね。なにか問題が起こっても人を責める雰囲気は全くないです。振り返り会などもチームでやるんですけど、開発プロセスに焦点を当てて改善を積み重ねてますね。
本当に色々なバックグラウンドを持つメンバーが集まってますね。LayerXはBtoBの会社ですけど、いまのところ中のメンバーはBtoC出身者が多いですね。ゲーム出身とか、エンタメ出身が多いような気がします。他社でCTOを経験したメンバーとか、リードエンジニアを経験したメンバーとか、起業を経験したメンバー、フリーランスを一度経ているメンバーなどなど、多様性があります。
好きな言語も結構まちまちなんじゃないかなと思います。高トラフィックのサービスを運営していたり、あまり大きな声では言えませんが大障害を経験していたり、そういうメンバーがいると将来的にサービスが大きくなったときのことを考えて設計できて頼もしいですね。
ブロックチェーンで大企業のDXをサポートするのって「お堅い」とか「専門知識がないと無理」とか思われがちなんですが、実は全然そんなことはないんですよ。Webの技術に加えて、コンポーネントの1つとしてブロックチェーンを必要なところに使ってるという感じです。事実として、LayerXの採用はエントリーの段階でブロックチェーンの知識がなくてもOKとしています。選考の中で「課題」というフェーズがあるので、そこで知識をつけていただければ、と考えています。
顔を突き合わせて議論して素早く意思決定をしていったり、プロダクト開発の熱量が高い状態を保ちたいので、会社としては推奨はしていないですね。基本的に週5フル出社です。※
とはいえ、週1くらいでコワーキングスペースで作業して外の人と交流したり、社外でのミーティングの前に自宅で作業したりカフェで作業したり、メンバー個々人が「その方が効率的だ」と判断したら都度リモートで対応するみたいなことはしています。
基本性善説で、裁量に任されています。他にも風邪気味だとか、子供を含め家族が病気で家にいないと行けない場合などは適宜連絡すればリモート勤務できる感じの環境ではあります。
※2020年6月 時点では、新型コロナウイルス対策として全社リモート対応が実施されています。
デモの前とかを除いて、タスクの管理とか、ちゃんとコミュニケーションさえできていれば、休みは割と自由に取れます。
大体9:30〜19:30くらいですかね。遅くまで残ってやっている人は少ないです。というのも、家庭があったり、お子さんがいるメンバーが多いんですよね。保育園とかの送り迎えも難なくできる環境なので、ワークライフバランスは良いと思います。
無理なスケジュールを引いてデスマーチになると品質も下がるし、精神的にも肉体的にもしんどいので、開発できる時間は1日8時間勤務の中で、4〜6時間だよねという認識でスケジューリングをしています。議論する時間やビジネス面の調査をする時間も必要なので、実態に合っていると思います。もちろんリリースの前とかで、スポットで忙しいタイミングはあります。その辺はプロダクト開発につきものですね。
まず出社して、全体朝会をします。各プロジェクトの進捗共有ですね。その後にチーム朝会があって、その後はお昼までガッツリ作業をします。お昼ご飯は社員何人かで一緒に食べて、午後は30分の勉強会を毎日2本やります。その後は作業をして、キリのいいところで帰る、という感じですね。
タスク管理は付箋を使ってやることが多いです。これにはきちんと理由があります。人の注目を集めたり、その場でタスクをアサインしたりするには紙が一番便利なんです。PCだと、みんなslack見ちゃったり、チケット探すために検索したり、その場で作業しちゃうことが多いじゃないですか。紙だと、注目する先が1つしかないので、みんなが同じ目線になるのがいいですよね。
定期的な1on1とCTO面談があります。入社後のギャップや今後のキャリアについて、会社と齟齬がないか確認する場ですね。また、任意ですが、トレーナー(メンター)制度もあります。
いつでも誘えばランチや朝食にいける距離感だし、実際に行ける時は社員と連れ立ってランチに行ってるので、話す機会は多いですね。そもそも同じフロアで近くにいますし、週次の定例で毎回話すので、かなり近い距離で仕事をしています。
プロダクト開発をしていると、設計・インフラからデバッグの泥臭い話まで、エピソードはたくさんありますが、特に印象に残っているものをお話しますね。
すごく具体的な話になっちゃいますけど、ブロックチェーンは黎明期なので、使っているツールとかライブラリのドキュメントが古いっていうのはザラにあります。実際に我々が間違っている箇所を発見し、それを直してプルリクエストを投げたり、サンプルを動作させるためのチュートリアルの行間を埋めて、きちんと動くようにまとめる場合もあります。
以前、3人でとあるビルドツールの同じバグにハマって、4時間くらい溶かしたこともあります(笑)その時は メンバーと席が横並びだったので、会話をしながら、こっちだと再現するとかしないとか、そういう話をして対処したんですけど、原因を明らかにするのが大変でした。
また、インフラの構築も課題の1つです。将来的には金融システムとしてセキュアで可用性の高いインフラを構築する必要がありますが、プロダクトの立ち上げ段階でオーバーエンジニアリングすることを避けないと、開発スケジュールが不必要に遅れてしまうことになります。バランスを取りながら、インフラのコード管理も含め、開発環境が荒れないようにハンドリングしていくのが大切だと思います。
開発チームで経験した課題は、社内wikiにまとめたり、都度勉強会や振り返り会で共有して、次に活かしていますね。
1スロット30分のものを、週に多くて10本やってます。少ない週でも毎週5〜6スロットぐらいはやりますね。この話をすると驚かれることもあります(笑)決済システムの本や、DXに関する本などの輪読会も行われています。
勉強会は、やりたい人が自由にやる形式でやっているので、技術・ビジネス問わずいろいろなテーマの勉強会があります。例えば、直近のニュースの紹介とか、P2Pに関する話とか、ライブラリとかモジュールの設計の話やインフラの話等さまざまです。メンバー同士のコミュニケーションのきっかけになることも多いので、ただ勉強するだけの会ではなくて、コミュニケーションの基盤にもなっていると思います。
①裁量を持って仕事ができる
②BizDev(事業開発)とエンジニアの垣根がない
③技術的挑戦ができる
以上の3点でしょうか。①に関しては、「自走してビジネスを立ち上げられる」とも言えますね。これから選考に乗っていただく方も、基本的に「あるサービス(もしくは機能)の全体の技術選択を主体的にしたことがある」方を対象としています。また、③について補足すると、「ウェブの技術に新しくブロックチェーンというパーツを取り入れる」という意味での技術的挑戦です。
他にも、透明性の担保は徹底して行われていると思います。slackのプライベートチャネルやDMは基本的に禁止で、定期的にDM率を取って社内で共有しています。
また、経営会議の内容も開示されています。もちろん人の給与の情報とか取引先に迷惑がかかるような機微情報は伏せられていますけど、ほとんどすべての情報がオープンです。
「ブロックチェーン界隈に行ったらwebエンジニアとして終わる」とか、「ブロックチェーンはそもそものハードルが高い」とか思われがちなんですが、そんなことはないんですよ。むしろやってることはwebエンジニアの延長なので、どうか構えずに、我こそは!という方はブロックチェーンの世界に飛び込んできて欲しいですね。
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