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仕事をつくる楽しみを求めてアカウントエグゼグティブに エンジニアだった彼の挑戦とは【脇田豪志】

さまざまなバックグラウンドを持ったスペシャリストが集まる電通アイソバーの社員にインタビューして「なぜ電通アイソバーを選んだのか?」を聞く連載。今回、フィーチャーフォンの組み込みエンジニアからキャリアをスタートさせたという脇田豪志(わきた つよし)。

モノづくりが好きだったという彼が、仕事をつくる楽しさを求めて電通アイソバーに入ったきっかけ、そして社内でどう成長したのか聞いてみた。

エクスペリエンスマーケティング1部所属 脇田豪志
1社目でシステムエンジニアとしてフィーチャーフォンのソフトウェア開発やECサイト運用を経験したのち、電通アイソバーへ入社。現在はGoogle Analyticsなどの分析ツールを駆使しながら、クライアントと密なコミュニケーションの上、課題に対して最適なソリューションを提案し、アカウントエグゼクティブとして活躍。

聞き手:塚岡雄太 出版社→制作会社→ウェブサービス運営会社と渡り歩いて、現在はフリーランスでウェブコンテンツの編集者/ライター。

※文中の部門・ポジション名は原稿作成当時のものです。

デバッグから仕様策定まで デジタルの「モノづくり」を学んだエンジニア時代

――今日はよろしくおねがいします。脇田さんは、もともとフィーチャーフォンの組込エンジニアからスタートして、今はプロジェクトマネージャーになられていると伺っています。まずは入社までの経緯を伺ってもいいでしょうか。

脇田:はい。僕はモノづくりが好きで工業系の高校に通っていたんです。それで、バイクも好きだし自動車整備士になろうかな、と考えていました。

それが2005年頃。ちょうどITバブルでmixiやサイバーエージェントが目立ち始めた頃でもあったので、こっちの道も考えてみようと思ったのが、今この業界にいる最初のきっかけだったかもしれません。

―― 自動車整備士とウェブエンジニアって、かなり遠いような気もしますが「頭の中で考えたものを形にしていく」という点では共通しているのかもしれませんね。

脇田:そうなんです。それで、高校卒業後はウェブ関係の専門学校へ進みました。そこでHTMLとFLASH(※1)の基礎を学んだのですが、結果として就職したのはシステムインテグレーター(※2)のシステムエンジニアでした。

まだ学生だったこともあって、ウェブエンジニアもシステムエンジニアも似たものかなくらいに考えていたんですよね。

就職して最初の仕事は、携帯電話会社へ出向してフィーチャーフォンの組み込みシステム(※3)を開発することでした。

まず担当したのがデバッグです。スマーフォンのように、あとから修正パッチ(※4)でバグを直すということが難しいので、フィーチャーフォンのソフトウェアってデバッグをかなりしっかりやるんです。

デバッグを専門にやっている会社もあるのですが、そういうところでは「普通の使い方」でエラーが起きないかを見てくれます。

そこからさらに、「普通には使わないやり方」をいろいろ試してみるのは自分たちでやっていました。

納品前、最後のチェックを完璧にするという意識はこの頃に覚えたと思います。

※1:Adobeが開発しているインタラクティブコンテンツを扱う規格。当時、FLASHでのウェブページ構築が流行した
※2:企画から要件定義、開発、保守運用などシステム開発の全行程をあつかう企業のこと。SIer(エスアイアー)と呼ばれることも
※3:PCやスマホのような汎用性のあるシステムと違い、特定の機能を実現するために機器に合わせて開発されるシステムのこと
※4:製品のエラーやバグを修正するプログラムのこと

―― なるほど。その後はどのような仕事をしていましたか?

脇田:その後はデザイン部門、そして仕様策定のチームと移りながら、結果として7年ほど働いたことになりますね。

デザイン部門ではたくさんのデザインパーツをエクセルで管理する仕事をして、その後、仕様策定チームへ異動となりました。

そこでは開発の現場からは少し離れて、クライアントに新機能の提案をする場にも同行する機会も増えましたね。

アカウントエグゼクティブとして、いまの業務にも直接的に活かせている部分かなと思います。

でも、世の中がスマホにシフトしていく中でフィーチャーフォンの開発は中国でのオフショア(※5)へと移されることが決まったんです。

出向が解除になってしまい、これは困ったぞ、というときにウェブコンサルティングの会社への出向が決まって、ようやく専門学校時代の知識が活かせる職場へ行くことになりました。

※5:おもにコスト削減のため、新興国や発展途上国に業務を委託・移管すること

―― ウェブコンサルティングの会社では、どのような仕事を?

脇田:ECサイトの管理をメインにしていたのですが、Google Analyticsが登場した頃だったということもあって、業務の合間にウェブ解析の勉強もさせてもらいました。それが、その後に進みたい道が見えた直接のきっかけだったと思います。

ユーザーの行動が可視化できるということに新鮮な驚きがありましたし、これを活かして、狙った効果が出せる施策をやってみたいと感じました。

デジタルエージェンシーへの転職で感じた「理想」と「現実」

―― ウェブコンサルティング会社への出向中に転職を検討し始めたと伺っています。当時のことを聞かせていただいてもいいですか?

脇田:はい。フィーチャーフォンの開発がオフショアへ移管されて終了したことが直接的な理由となって、出向して指示通りにクオリティの高いものを作るというのではなく、自分自身でビジネスを作り出すような働き方ができるところに行きたいと考えるようになったんです。 それに、ちょうどその頃に結婚もしたので生活を安定させたいとも考えていました。

そこで、ウェブコンサルティング会社で学んだウェブ解析の知識が活かせる場へ、という思いで選んだのが電通レイザーフィッシュ(※6)でした。

ただ、僕は学歴で言えば専門卒なので、入社の選考にはあまり自信がなかったんですね。やる気はありましたし、負けたくないという気持ちもあったので、そんな人柄を買って頂いたと思います。入社してすぐ、今と同じく、アカウント部門へ配属になりました。

※6:現在の電通アイソバー

―― とはいえ、システムインテグレーターとデジタルエージェンシーだと、働き方がかなり違うと思いますが、いかがでしたか?

脇田:エクセルを使った工程管理や在庫管理といった業務は多くやってきたのですが、パワーポイントでのプレゼンとか構成作りとかには苦労しましたね。これまで扱ってこなかったので、カルチャーショックもありました。

また、この業界ではほぼ新人同然の状態だったので、なかなか周りに追いつけずに悔しい思いをしたこともありました。

一方、社内のメンバーはみんないい人ばかりで、悩んでいれば声をかけてくれるし助けてくれる。そんな環境もあって、まずは分からないものは分からない、分からなければ学ぶしかないという気持ちに切り替えていけたのは、ありがたかったですね。

2、3年経って、ようやくウェブ解析を提案に活かすということができるようになっていった、という感じです。

―― ここでようやく、もともと目標としていた仕事に向き合うことになったわけですね。

脇田:そうですね。まずはデータを見て、どこが課題なのか分析して、その改善提案をするという。理屈が通った提案を作ることに楽しさを感じていました。

その中で、過去に経験したデバッグ作業の緻密さや、仕様チームでクライアントと打ち合わせをする中で培われた事業視点なども役に立っていたと思います。

もちろん、もともと自分の中にあった「ものづくり」が好きだという気持ちも根底にはあるでしょう。

回り道をしたという感じもありますが、これまでの経験は無駄になっていないと思います。

「本当の」クライアント満足、ユーザー満足とはなにか?

―― では、そこからは順調にいまのポジションまで進まれたのでしょうか?

脇田:いいえ(笑)。とあるクライアントの提案で失敗があって、理屈は通っているはずの提案だったんですが失注したことがあったんです。

当時の上司には「クライアントが本当に求めていることを理解できているのか」と問われました。つまり、データに目が行き過ぎていたということだったんですね。

そのことがあって、自分のなかで変化がありました。

大きいのは、クライアントとはできるだけ対面で話すようになったことです。これはチームメンバーも同じで、メールやチャットではなく、できるだけ顔を合わせるようにしています。

やっぱり、お互いに対面で話してこそわかり合えることもありますから。

―― なるほど。他に、仕事の中で大切にしていることはありますか?

脇田:今のがクライアントの満足のためだとすれば、ユーザーのためにも「この施策が本当に正しいのか?」と自分自身に問い続けないといけないと思います。

たとえば、あるバナーのCTR(※7)が悪かったとしますよね。そこでバナーのCTRを向上させるための施策を考えるのは簡単です。でも、ユーザーの視点に立ち返れば「バナーのCTRを向上させることで、何かユーザーに不利益は発生しないか?」「そもそもこのバナーは必要なのか?」「本当に追い求めるのはCTRなのか?」など、より深く考えることができます。

これは、デジタルエージェンシーという立場で案件と向き合うのに必要不可欠な考え方だと思っていますね。

※7:Click Through Rateの略。ここでは、バナーの閲覧数に対するクリック率のこと。

―― では最後に。ここまで脇田さんのお話を伺って、キャリアを俯瞰してみてみると、最初の地点からはだいぶ遠いところに来たなと思います。これからはどんな方向性を見ているのか、聞かせてください。

脇田:さっきの、クライアントの求めていること、そしてユーザーの利益を突き詰めるということを考えるほど、デジタルやオンライン以外の施策が必要になる場面も増えてくるはずだと思っています。

そのとき、これまで経験してきた様々な仕事、それぞれの立場での考え方はきっと役に立つと思いますし、そこは僕の強みかもしれませんね。

しかも、この会社にはさまざまな得意分野を持った人材が揃っています。やろうと思えば、思いつく限りさまざまな施策ができるはずなんです。

いま電通アイソバーとして力を入れているプラットフォームコンサルティングの領域はもちろん大切ですが、一方でデジタル以外の仕事を取り込むことで、ひとつひとつの案件の規模感も、依頼される案件の幅も広がっていくと思っています。

広く浅く、いろいろなことを経験してきた僕だからこそ、できることがあると思っています。

この記事を読んで、デジタルエージェンシーに行ってみたいけど畑違いだな…と、昔の僕みたいに尻込みしてる人の背中を押せるとうれしいですね。

「叩き上げ」のプロジェクトマネージャー

プライベートでは二児の父でもある脇田さん。平日は仕事に打ち込み、休日は家族と過ごすのが楽しみなのだそう。

自らを「叩き上げ」と表現する彼の目線は、高く、遠くを見つめている。電通アイソバーという、チャレンジングでタブーのない環境が、彼をより一層、大きくしていくことだろう。

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