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外部ツールを使っての製品化は反対だった!?DevとBizのコミュニケーションを経てリリースした「家族ノート」誕生秘話

2021年4月、アプリ「ママリ」内の検索およびQ&Aデータを可視化した「家族ノート」という新しいサービスをリリースいたしました。

今回、コネヒトからは小椋、永井とデータアドバイザーを務める株式会社エルデシュ 代表取締役 岩永氏に「家族ノート」の誕生秘話をインタビューしました!

検索データとQ&Aデータがセットだからこそ価値のあるママリデータ

まずは「家族ノート」について教えてください。

小椋:家族ノートは、一般的なアンケート調査とは異なり、日々の暮らしの中で無意識的に行っている「検索」や「質問/回答」の中に現れる、家族の心の動きや真の欲求を知ることができます。アプリ「ママリ」の月間400万検索、130万投稿もの活発な利用の中で、家族が今悩んでいることや、求めている商品・サービスがタイムリーに反映され、アンケート調査等では踏み込めないリアルな課題や態度変容が映し出されています。
すでに、日本トイザらスやアサヒグループ食品、マテル・インターナショナルなどに先行活用いただき既存顧客向けのCRM施策であるメールマガジンの改善やコミュニケーションプランの見直し、商品開発の新たなカギとなる情報収集としてなど、クライアントのニーズにあわせご利用いただいております。

家族ノートについての詳細は、こちらからご覧ください。

岩永さんの役割やママリデータの魅力について教えてもらえますか?

岩永:株式会社NTTデータ数理システム、Retty株式会社を経て、現在、株式会社エルデシュの代表をしています。データサイエンティストとして、機械学習や自然言語処理の技術を用いたビジネスの課題解決に取り組んでおり、データビジネスの起ち上げ経験があります。
コネヒトではママリに蓄積されている膨大な検索データやQ&Aデータを用いたビジネス開発を支援すべくコンサルティングからデータ分析、システム開発まで幅広く関わっています。

ママリデータの魅力として、
1、妊娠・出産・育児にドメイン特化していること
2、月間400万件の検索と130万件のQ&Aデータというビッグデータであること
3、検索には利用者のニーズが現れ、Q&Aには利用者の本音が現れること
があげられます。

特に妊娠・産後の何日目に何を検索したかがわかるデータであり、世の中に出回っていない独自性が高いデータと考えています。また、検索データとQ&Aデータをセットで持っているのも重要です。検索データから利用者のニーズがわかり、Q&Aデータでなぜそのような検索をしたのか裏付けがとれることでさらなる価値を生みます。

小椋:岩永さんには本当に幅広くご支援いただいています。特に、叶えたいと思っている世界観を実現するために必要なことを技術要件に落とし込む、といったところはわたしにはできない。岩永さんはビジネス面のご経験もあられるので、わたしとのコミュニケーションの中から技術要件への落とし込みで形にしていただいたり、永井さんに連携する橋渡し役をしていただいたりと動いていただきましたね。阿吽の呼吸で働いている今だからこそ笑える話ですが、当時のテキストマイニングの試作品を振り返って見ると、万能な岩永さんにもこんな頃があったか...と思える仕上がりで懐かしんでます(笑)

DevBizで納得がいくまで密にコミュニケーション。熱量の伝播で一体感ある開発体制!

どのように「家族ノート」というサービスをつくりあげていったのか教えてください。

岩永:「家族ノート」のプロジェクトを進めるにあたり、特に気をつけたのはBizのスピード感に合わせること。欲しい!と思ってすぐに結果が見れないと熱が冷めてしまう。だからデータの可視化ツールとして外部ツールを利用しました。数時間エンジニアリングすれば、ぱぱっとプロトタイプをつくれちゃいますから。

小椋:そうですね。そこから先程もお伝えしましたが、叶えたいと思っている世界観を実現するサービスになっているのか、というのをプロトタイプを見ながらディスカッションをしどんどんブラッシュアップをしていきました。同時並行で、以前からお付き合いのあるクライアントに対してフィジビリティスタディをさせていただきながらクライアントが使いやすいサービスになっているのか、反応を見ながら進めていきました。

特に、苦労をした部分はありますか?

永井:ひとつ大きなこととしては、当初小椋さんが外部ツールを使用しての製品化に反対だったことでしょうか(笑)。

岩永:僕が作った機能もりもりのプロトタイプで小椋さんにトラウマを与えてしまったかもしれませんね(笑)。

小椋:当初反対をしたのは、その当時の状態だとクライアントが「家族ノート」を使いこなせているイメージが全くわかなかったんです。すでにクライアントとはプロトタイプの状態でコミュニケーションを取っており、画面上でデモを行うのですが「僕たちがこの画面を触るんですよね」と不安そうな表情をされているのを目の当たりにしていたんですよね。そういった状況の中で、これを製品としてリリースすることはできないなと思っていました。

永井:外部ツールを使用して五合目の状態からブラッシュアップしていくのか、フルスクラッチで一から開発し直すのか。クオリティはもちろんですが、開発日数を含めどこでどのように折り合いをつけていくのか、ここのやりとりが一番苦労しましたね。

永井:僕と岩永さんとの中では、リリース日を考えるとグラフの描画部分は外部ツールを使用する形で進めるしかないというのは思っていたので、いかにこの中で最大限Bizの要望を実現すべく、小椋さんに意思決定をしてもらうかが勝負。ここはデモをつくってあてて、つくってあててという形で納得いくまでコミュニケーションをとっていきましたね。

岩永:そのブラッシュアップをしていく過程が一部のメンバーではなく「家族ノート」チーム全体で、スクラムの中でやりとりをしていたというのはよかったですよね。

永井:たしかにそうですよね。チーム全体でブラッシュアップをしたからこそ、だんだんと全員が自分ごと化していく空気感にもつながりましたよね。あと、ツールを使ったことでグラフの修正が簡単だったからこそ、スクラムでいわれたことをすぐその場で修正して反映することができるというのもすごくよかったなと思いました!フルスクラッチだった場合、即反映なんてできないですからね。その分、コード管理出来ないという辛さは別であるんですが。。。

お話をきいていると、「家族ノート」チーム全員でつくりあげていったのをすごく感じますが、最初からそういうチームだったんですか?

小椋:全然そんなことありません(笑)。最初は、わたしがワイヤーをつくってチームに共有をしたのですが誰もツッコんでくれなかったですよね。

岩永:ツッコミどころ満載のワイヤーだったのに誰も何も言わないから、「あれ?」って思いましたよね(笑)。小椋さんと僕がプロジェクトを先行して進めていたので、チームが出来た当初は僕たちの熱量が高くて他のメンバーはそこまで熱量が高い状態ではなかった。新規事業を少人数でスタートしてだんだんと広げていくときによく起きることだと思います。いかに熱量をチームメンバーに伝播させるかが大事だと思いますが、今回それはワイヤーやグラフのブラッシュアップをするやりとりでDevとBizメンバーが歩み寄れたなと思います。

永井:そうですね。もともと開発チームとしてもママリのデータには価値があるからもっと活用していきたいという思いはありました。ただ、どうやるかというところは具体的なアイデアまでは持っていませんでした。小椋さん、岩永さんが温めてきた「家族ノート」を具現化させていく上で、0ベースのワイヤーから議論出来たことで自分ごと化が進み、徐々に熱量が伝播していったというのはあると思いますね。

最後に、今後の「家族ノート」について教えてください。

小椋:今後、「家族ノート」では新機能「話題の把握」を提供予定です。「話題の把握」機能ではアプリ「ママリ」の中で取り交わされているQ&Aに含まれる話題を要約したり、ランキング化して「何の話題が、どれくらい」話されているか定量的に見ることができます。
また、「家族ノート」というサービスに閉じず、企業や行政、病院等にママリデータを使用していただけるような取り組みを推進していきたいと考えています。家族の毎日を見守ってきた「ママリ」のデータでしか作れないサービスなので、家族が接点を持つ企業やママリにデータ実装し、家族が抱える悩みや課題が早く解決できたり、自然と回避できるような世界をつくっていきたいなと思います。

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