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アクセンチュアのSAPグループは、キャリアの「プラットフォーム」だ(SAPエンジニア)

こんにちは。アクセンチュアのSAPグループで仕事をしている、テクノロジー コンサルティング本部のShinoです。

いきなり、SAPって何?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

何かを買ってくる、何かを作る、何かを売る、といった企業の活動をデータ化し、最終的に財務諸表を作るまで、ひとつながりで情報を管理して、経営の効率化を目指すシステムを基幹システムといいます。SAPは数多くのグローバル企業に基幹システムとして選ばれる、いわばデファクトスタンダードなのです。
そして、SAP導入を通して、お客様のビジネス上のさまざまな課題やニーズに対して解決策を提供していくのが、私の仕事です。2020年7月にアクセンチュアに中途入社し、現在はSAPの中でも財務会計領域のチームメンバーとして働いています。

今日は、キャリアとして基幹システム、中でもSAPに関わることの面白さ、そしてアクセンチュアでSAPキャリアを築くメリットについて、お話ししたいと思います。


私はもともと、ITのバックグラウンドはなく、ましてや、SAPのことなんて学生時代は全く知りませんでした。インターンシップがきっかけで、もっとITを使いこなす力が欲しいと思い、IT企業を中心に就職活動をしていました。中でも、仕組みづくりが好きだからという理由でSI(システムインテグレーション:システム屋さん)業界を志望して、新卒では日本のSI企業に入社しました。

入社後、縁あって配属されたのは、お客様に対してSAPを基盤とした基幹システムの保守運用を行う部門でした。保守運用とは、システム導入後に、要望を元にシステムの改善を行ったり、利用者からの質問に答えたり、様々なサポートを提供する仕事です。これが初めてのSAPとの出会いでした。
ひとつのシステムを通して、営業部門、財務経理部門、経営企画部門等々、本当に幅広いお客様に出会い、様々な業務に触れることが出来る面白さに、充実した毎日でした。

またこの1社目の会社で、産休・育休を経験しました。仕事は好きでしたが、子供を産んでしばらくは、得体の知れない生き物を見ているだけで楽しく忙しく、1年半の産休・育休はあっという間に過ぎていき、復帰すると、社会人6年目になっていました。

復帰後は、また同じ保守運用プロジェクトに戻ることが出来ましたが、朝保育園に連れて行くだけで泣かれて1日分の体力を使い切り、自分も泣きたくなりました。いや、多分泣いていました。
職場では、お子さんが小さいのだから無理しないでと言ってもらえることが、ありがたいと同時にとても複雑だったのです。私らしく働きたいという気持ちと、代わりはいると思って働くべきだという気持ちとで、まんまとジレンマに陥って、復帰後しばらくはおおむね、トゲトゲした人間になっていたと思います。


そんな中で、入社以来ずっと関わってきた保守運用プロジェクトが、システム刷新に伴い一区切りすることになり、次に何をしたいかを考えるようになりました。これまでやってきた、お客様の業務をシステムの目線から考えること。これをもっともっと近い距離でやっていきたい。そういう思いで、事業会社の情報システム部門に転職しました。
…しかし何と、1年も経たずに退職することを決めてしまいます。
なぜ?それは、私に足りないものがあったからです。

情報システム部門には、本当にたくさんの定常作業がありました。基幹システム導入時に定義された作業です。でも、何年か経つと、何のために、なぜこのスケジュールで、なぜこの手順でなされている作業か、ということが分かる人がほとんどいなくなって、作業だけが脈々と受け継がれていく、みたいなことが起こっていました。

導入後に見えてきた課題を大きな目線で整理し、次期システム刷新時にどのように解決していくべきなのか。当時の私は、そういったもやもやした気持ちを抱きながらも、大きな絵を描くことも、社内で切り込んでいくことも、できませんでした。
そして、私に足りないものは、1からの基幹システム導入経験なのかもと思い始めたのです。

基幹システム導入は、ただシステムを入れるということではありません。多くの企業にとって、これまで慣れてきた業務プロセスの変革を伴う、全社一丸となって取り組む必要がある一大プロジェクトです。そしてそれは毎年あることではないし、何度も経験できることではありません。

だから私は、大規模な基幹システム、中でも特に関わりがあったSAPを導入するプロジェクトに強い会社を中心に、転職活動を始めました。
そして、最終的にアクセンチュアへの入社を決意したのは、面接の際に、「とても大きくてとても複雑な案件をうちはやる」とおっしゃっていた先輩が、輝いて見えたからです。

実際に入社後に参画したプロジェクトは、新しい機能を導入したり、複雑な要件を整理する必要があったりと、チャレンジングなものでした。それでも、「やりきる」という気持ちがアクセンチュアの中に浸透していることを実感しました。アクセンチュアでは、今までに経験のないものに挑戦する、前例を作り出すというマインドで働くことが出来るところが気に入っています。


さて、長々と私の話にお付き合いいただきありがとうございます。
私がSAPをキャリアのひとつの軸として進むことになったのは偶然でしたが、振り返ってみてもやはり多くの方におすすめしたいと思います。

基幹システムに関わることは、企業全体の業務に触れることが出来る、とてもやりがいのある仕事だということ。その中でもSAPはグローバル企業が数多く導入しており、絶え間なく進化していて、全く飽きることがありません。
基幹業務とシステムの両方に関わりながら、業務面を深堀していくことも出来るし、技術面の仕事が好きであればそちらを突き詰めていくことももちろん可能で、様々なキャリアパスを切り開いていくことが出来ます。

そして、SAP導入を支援する企業の中でもアクセンチュアが輝くのは、戦略的なコンサルティングから、実際のシステム導入、さらには保守運用まで、一貫してかつグローバルに提供する体制や人材が揃っているところ。これが最大の特徴だと考えています。
幅広いサービスを提供する中で、様々な社員が働いていて、皆さん自分なりの考えを持っています。生き方はひとつじゃないし、たくさんのロールモデルに出会うことが出来ます。働く親として悩んだときも、キャリアに迷ったときも、相談できる力強い先輩たちがいます。


アクセンチュアのSAPグループという魅力あふれるプラットフォームに立つことが出来て、私はとても楽しいです。一緒に仕事ができる仲間がますます増えていってくれたらうれしいです!

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